創業から36年経った今、ものづくりの原点回帰をはかり さらなる生産技術の向上をめざす。 |
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弊社は、昭和48年(1973年)創業以来、主に大手サッシメーカーの製作工場としてオーダーメイド製スチールサッシ・ドアの製作を中心に業務展開してまいりました。製作用途は、学校・病院・警察署などの公共建築をはじめ、大規模スーパー・工場・共同住宅・戸建て住宅に至るまで多岐に渡ります。 弊社工場は、堺市美原区(大阪府)にあり、一貫生産体制化による比較的大規模な生産量の確保が可能となっております。一貫生産体制の利点は、外注を減らすことによるコストダウンは第一に、製作上のトラブル・設計変更などが生じた際に迅速に対処できること、また、各製作工程でのノウハウの蓄積がそのまま会社の財産となるところにあります。 近年では、エンドユーザー様の低コスト志向からなる元請業者の底値請けに加えて、鋼材をはじめ諸材料の大幅な価格高騰が起こっており、弊社としては、(比較的大規模な)生産量を継続維持することにより利益確保に努めることが最大の課題となっております。 それを実現させるためにも、前述したような合理的な一貫生産体制が必要となってまいります。 多種多様に渡る製品の生産量を確保することは基より、製作工場として最も基本となる 「 納期 」 の遵守、「 品質 」 の確保を満足しうることが、ものづくり屋 のなすべき原点だと思っています。 創業から36年経過した今まさに、 「 ものづくり 」 行為を継続する上において、生産意識の原点回帰をはかる絶好の時期に差し掛かっているものと確信しております。 「 ものづくり 」 に対する熱望・昔ながらの(熟練を要する)生産技術に関する必要な部分は大いに継承し、また、利便性に優れた情報化IT技術の導入も許容することにより、効率的かつ合理的なな生産体制を構築するということが必要不可欠になってきているものと考えます。 刻一刻と変化する時代の潮流に柔軟に耐えうる企業体質の強化が急務になっており、社員一丸となって、さらなる企業体質と生産技術の向上に努める所存であります。 最後に、今後とも皆様のご支援とご鞭撻ならびにご高配を賜りますよう、ご挨拶かたがた重ねてお願い申し上げます。 2008年7月1日 記 |
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2008年7月1日:代表取締役社長 (2017年3月5日 69歳 没) |
金 口 克 義 |